スズメバチの巣を発見!?ハチの巣を見つけた時と刺されないための対策

害虫駆除

世界で最も人を殺している生物は「蚊」が圧倒的に多いようですが、日本では「スズメバチ」といわれています。

厚生労働省の調査によると、2017年(平成29年)に全国で蜂に刺されて命を落とした人の数は13人と発表しました。

そのうち10人が60歳以上の高齢者で、男性が圧倒的に多いようです。

今回の記事では、もしハチの巣を見つけたときの対処法やハチに刺さないための対策についてご紹介したいと思います。

ハチの被害にあった主なニュース

自転車レース中に61人が蜂に刺される!

2018年8月26日

長野県松本市で開催された自転車レース中に、参加者のうち61人がハチに刺されて負傷しました。刺した蜂はキイロスズメバチとみられましたが、いずれも軽症で済んだようです。

(参照:産経新聞ニュースより)

スズメバチから幼児らかばった看板犬が自ら標的に

2017年10月1日

長崎県佐世保市の白岳自然公園の看板犬ロン(オス8歳)は、登山客がスズメバチの群れに襲われた際に身を挺してかばい、自らが標的になり20カ所刺されました。幼児ら6人が足や首、頭などを刺されて救急車で運ばれましたが、命に別状はありませんでした。しかしロンは約1週間にわたり食欲不振や嘔吐が続いたようですが、命に別状はなかったようでひとまず安心しました。

(参照:長崎新聞より)

車いすの女性、ハチに50分間にわたり150か所を刺され死亡

2017年10月6日

愛媛県大洲市の87歳女性は、デイケアサービスを終えて山あいの自宅近くで車いすで移動中に、スズメバチに襲われました。福祉施設から通報を受けた救急隊が現場に駆け付けましたが、大量のスズメバチが周囲にいたために近づけず、女性は約50分間にわたり全身約150か所刺されました。
その後病院で治療を受けましたが翌日死亡し、付き添いの男性職員ら2人もスズメバチに刺されケガをしました。

(参照:産経WESTより)

ハチが活動する時期

アシナガバチの活動する時期

アシナガバチ

アシナガバチの女王蜂は4月中旬に冬眠から目覚めて活動し始めます。特に7月~8月をピークとし、9月下旬ごろにはほとんど活動しなくなります。

アシナガバチは性格が温厚といわれていますが、巣にいたずらをして怒らせると襲ってきますし、毒を持っているので注意が必要です。

スズメバチの活動する時期

スズメバチ

スズメバチの女王蜂は春になり温かくなる頃に、冬眠から目覚めて巣を作り始め、5月~11月ごろまで活動します。

もっとも危険なのは、子育てのために気が荒くなっている7月~10月です。

ちょうど人々が山に出かける時期と重なるため、スズメバチに刺されないための対策をして出かけるようおススメします。

スズメバチに刺されないための対策

もしスズメバチが活動する時期に、山などの自然の多い場所に出かける場合、スズメバチに刺されないための対策をして出かけるようにしましょう。

刺されないために最も重要なのは服装です。

素肌を出さないことが一番ですが、ハチは黒色を攻撃するという性質があるため、白い服装を着ることにより襲われにくくなります。

また、ハチは「警報フェロモン」を出して仲間に危険を知らせるのですが、ちょうどそれと同じ匂いが、香水や整髪料、化粧品などに含まれているため、その匂いに引き寄せられてしまいます。

ですから、自然の多い場所に出かける際は、香水、整髪料、化粧品を控えるようにしましょう。

逆に、煙の臭い、正露丸のような臭い、強力なミントの臭いなどは、スズメバチが近寄らないニオイとして知られています。

もしスズメバチを見かけたらどうするのが一番なのでしょうか?

それは、慌ててすぐに走り出さないことです。

こちらが威嚇しない限り攻撃してくることはせず、じっとしていればどこかへ飛んでいくので、静かにするのが一番です。

スズメバチの巣を見つけた時の対処法

スズメバチの巣

スズメバチの巣は、屋根の軒下や家の天井裏、床下などによく作られます。

また自然の中では、木の見えにくい場所や土の中に作ることも多くなります。

もしスズメバチの巣を発見したら、自分で駆除しようとせず、蜂駆除専門の業者に連絡するようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、ハチの活動時期やスズメバチに刺されないための対策などご紹介しました。

特に夏のレジャー時期は自然と触れ合う絶好のシーズンですが、同時にスズメバチに遭遇する危険な時期でもありますので、服装やニオイ対策などをして出かけるようにしましょう。

もし自宅の近くでスズメバチを見かけたら、刺されないような服装で、屋根の軒下などに巣が作られていないか探してみましょう。

そしてスズメバチの巣を見つけたら、すぐに蜂駆除専門業者に連絡をし、安心して暮らせる環境を取り戻すようにしてください。

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