インコや小鳥が亡くなったときの土葬方法と火葬方法まとめ

ペット

とても可愛がっていたインコや小鳥が亡くなった時、土に埋葬するのがいいのか、火葬することができるのか迷ってしまうことがあります。

今回の記事では、土に埋葬する方法と火葬する方法についてご紹介したいと思います。

インコや小鳥を土に埋葬する方法

インコや小鳥を埋葬するには場所を選ばなければなりません。

自宅の庭に土葬する

もし自宅に庭があれば、庭の片隅に埋葬することができます。

まず埋葬する前に、遺体が土に還るように木綿や絹など100%自然素材のタオルやガーゼに遺体を包むようにしましょう。ビニールに入れたり、ポリエステルなどの化学繊維だと、土に還りにくいので

次に土を掘りますが、なるべく深く埋めてあげることが重要です。

なぜなら、動物の死体は独特の臭いがするので、他の動物が嗅ぎつけて掘り起こされることがないためです。

インコや小鳥なら50cm、大きい鳥なら1mくらい掘れば問題ないでしょう。

さらに、掘った穴の中に石灰を敷くと、有機物の分解を促すとともに、殺菌作用による伝染病の感染予防にもなります。石灰は100均やホームセンターで手軽に入手できます。

遺体を穴の底に置いたら土をかぶせますが、こんもりと盛り上がる程度にすれば、土壌が固まった時に、その部分のへこみを防ぐことができるでしょう。

埋めてはいけない場所

公園や河川敷、山や海の砂浜など、土の多い場所に埋葬したいと思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、自分の土地でもない公共の場や他人の土地に埋葬することは法律で禁止されていますので、埋葬場所には注意が必要です。

軽犯罪法(第一条二十七号)

第一条  左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。
二十七  公共の利益に反してみだりにごみ、鳥獣の死体その他の汚物又は廃物を棄てた者

つまり、ゴミの不法投棄と同じ扱いとなり、法律違反となってしまうのです。

ですから、ペットを土葬する場合は、自分の土地や自己所有の私有地に限り、埋めることができることを覚えておきましょう。

いま注目の「プランター葬」は庭がない人におススメ!

マンションや集合住宅などにお住いの方の場合、インコや小鳥を土葬する場所がないという方は少なくないと思います。

そのような場合にいま注目されているのが、「プランター葬」です。

最近ではTwitterなどでも、「プランター葬」をよく見かけるようになりました。


(Twitter引用:はむママさんより)

(Twitter引用:TENさんより)

プランター葬の作り方

プランター葬は、インコや小鳥、ハムスターなどの小動物の土葬に向いています。

まずプランターを選ぶ際ですが、耐久性のある陶器製のものがおススメです。

大きさは自由ですが、深めのものを選ぶようにしましょう。

また、プランターの底には通常穴が開いていますので、そこから虫が入らないようにするため、目の細かいネットを強いてから土を10cmほど入れるようにします。

ちなみに、土の種類は腐葉土(ふようど)が理想的です。

遺体を置く場合は、ガーゼとガーゼの間に寝かせるように置いてやることにより、腐敗を早めることができます。庭に埋める際のように、ガーゼでくるむと腐敗が遅くなるので注意しましょう。ガーゼの代わりに、木の葉や落ち葉、ワラやチップ材などを代用することもできます。

最後にプランタ上部まで土をかぶせたらお墓の出来上がりです。

(Twitter引用:たー@5月ディズニー&コナンカフェさんより)

お墓にキレイなお花を植えてあげたり、思い出の写真や似顔絵を描いてあげると、ペットもきっと喜んでくれるに違いありません。

プランター葬では、土の量が少なかったりすると、臭いが出たり虫がわいたりすることもありますので、十分の量の土を使うようにすることがポイントです。

また、庭などに埋めるよりも亡骸が分解されるまでにかなりの時間がかかりますので、誤って掘り返さないように注意しましょう。

ペットを土葬するリスク

状態にもよりますが、ペットの亡骸は5年~10年くらいでは、土に還らずまだミイラ化した状態であることが多くあります。

もしその土地を売却した場合、その土地を掘り返したりすることがあるかもしれませんし、将来的に、その場所に建物を建てたり、家庭菜園などで土を掘り返す必要性が出ることも考えられます。

土葬の場合は土に還るのにかなりの年月が必要であることを考慮に入れて埋葬するようにしなければいけません。

また、公衆衛生上の問題もありますので、もし埋葬する場合は、火葬してからが望ましいことは言うまでもありません。

まとめ

インコや小鳥だけでなく、ペットを土葬することにはいろいろな問題があることも分かりました。

とはいえ、インコや小鳥を火葬するにも、骨が小さいため、お骨が残らないことがあるのも事実です。

もしインコや小鳥を火葬する際は、経験豊富なペット葬儀業者に依頼すれば、くちばしや翼の骨も分かる状態で残すことができる場合があるようです。

少しばかりお金がかかっても、今まで一緒に過ごした大切な家族ですから、悔いのない供養をしてあげることも大切なことと言えるでしょう。

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